投資信託とETFの違いは何か? どう使い分けたらいいかを教えます

投資信託とETFの違いのイメージを2人の女性の目の色で表現
浦上

こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。

投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。

 

浦上はインデックス投資をおすすめしています。

その中でも”インデックス型投資信託の積立”がオススメ。

ただ、インデックス投資にETFを使う人もいます。

 

ETFはExchange Traded Fundの略。

日本語なら上場型投資信託です。

投資信託ですが、株式市場に上場しています。

 

ETFでもインデックス投資をすることは可能です。

そして、ETFは信託報酬が安いとされています。

 

ただ、浦上のおすすめは投資信託の積立によるインデックス投資です。

この記事では、なぜ浦上が投資信託をオススメするのか?

その理由について書きます。

この記事を読むことで投資信託の方が良い理由が分かります。

 

Contents

1.投資信託の特徴

「投資信託」と言っていますが、ここではインデックス型投資信託のみについてを指しています。

アクティブ型投資信託の話はここではしません。

アクティブ型の投資信託ではインデックス投資はできませんので。

 

最初に投資信託の特徴を書きます。

以下の3つです。

  1. 自動積立が可能
  2. 信託報酬0.1%台
  3. 売買手数料ゼロ

 

1-1.自動積立が可能

自動積立が投資信託を使う最大のメリットです。

自動積立の機能はほぼすべての証券会社にあります。

 

なぜ自動積立が最大のメリットか?

自分の意志でお金を貯めるのは難しいからです。

ついつい忘れてしまいがち。

サボってしまいがち。

 

ただ、自動積立なら忘れていてもお金が貯まっていきます

 

また、タイミングのリスクを下げられます。

買うタイミングによって株価は違いますよね。

高い時もあれば、安い時もある。

値段が高いタイミングで買ってしまうリスクがあるわけです。

 

ただ、毎月の自動積立を設定しておけば、このリスクは分散できます。

毎月一定額を買うので、高い時は少ない口数、安い時はたくさんの口数を買えます。

これをドルコスト平均法と言います。

 

もちろん自分で注文出して毎月買うこともできます。

ただ、自動の方が圧倒的に楽です。

知らないうちにお金が貯まる状況を作れます。

 

1-2.信託報酬0.1%台

投資信託の信託報酬はだんだん下がってきました。

年0.1%台のものも出てきています(コチラの記事参照)。

10年前は0.5~1%の範囲だったので、かなり安くなりました。

 

信託報酬は運用会社に毎年払う手数料です。

報酬が高いのは良い運用会社だから、ということはありません。

インデックス投資なので株価指数に連動する成績が出るだけだからです。

0.1%台のもので大丈夫です。

 

気をつけるべき点があるとすれば、インデックスにちゃんと連動しない場合ですね。

乖離率が高い」と言います。

乖離率が高い投信はちゃんと運用できていないということなので避けた方がいいです。

 

1-3.売買手数料ゼロ

売買手数料も最近ゼロになりました。

以前は毎回買うごとに証券会社に手数料を払っていたんですね。

今でもアクティブ投信や店舗型の証券会社などは取るところもあるかもしれません。

 

ただ、売買手数料を払えば利益が多く出るわけではありません。

インデックスに連動するだけなので。

もうないと思いますが、売買手数料を取る投信はやめておきましょう。

 

2.ETFの特徴

ETFの特徴は以下の3つです。

  1. 指値注文が可能
  2. 信託報酬0.1%以下も可能
  3. 売買手数料を払う必要あり

 

2-1.指値注文が可能

ETFは企業の株式と同じように株式市場に上場しています。

だから、指値での注文が可能。

自分の買いたい値段、売りたい値段で注文が出せます。

 

だから、上手くやれば投資信託より安く買ったり高く売ったりもできます。

ただ、上手くできた時だけです。

上手く行かなければいつまで経っても売買が成立しません。

実際、安く買って高く売るのはとても難しいです。

「相場の流れを読める人なら」という条件付きですね。

 

もし本当に相場が読めるなら、

株価指数が下がると上がるETF

株価の2倍に連動するETF

もあります。

 

ただ、これらのETFはもはやインデックス投資とは関係ありません(^^;

相場を読んで投資する人向けです。

ETFの特徴ではありますが、上級者向けでしょう。

 

2-2.信託報酬0.1%以下も可能

ETFの信託報酬は投資信託より安い物があります。

例えば、初めてインデックスファンドを世に出したバンガード社のETF。

バンガード・S&P500 ETF(VOO)の場合は0.06%です。

 

ただ、このETFはS&P500というアメリカの株価指数です。

私がETFを買うとしたらTOPIXMSCI-KOKUSAIに連動するものを選びます。

TOPIXは国内株のインデックス、

MSCI-KOKUSAIは日本以外の外国株のインデックスです。

だから、この2つを買えば全世界にインデックス投資できます。

 

この2種類のETFで楽天証券で買えるものを調べてみました。

すると、TOPIX連動型ETFの場合、

ダイワ上場投信-トピックス 0.12%
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投資信託 0.088%
上場インデックスファンドTOPIX 0.10%
MAXIS トピックス上場投信 0.09%
iシェアーズ・コア TOPIX ETF 0.07%
NZAM 上場投信 TOPIX 0.08%
SMDAM トピックス上場投信 0.08%

やはり安いですね。

一番安いのはiシェアーズの0.07%

投資信託は最低0.176%なので半分以下です。

 

次はMSCI-KOKUSAI連動型ETF

MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 0.17%
上場インデックスファンド世界株式  0.26%
iシェアーズ・コア MSCI 先進国株 0.21%
上場インデックスファンド海外先進国株式 0.26%
NEXT FUNDS 外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信 0.17%

こちらは全て投信で一番安い0.11%より高いです。

 

だから、2つ合わせたら信託報酬にはあまり差がないですね。

 

2-3.売買手数料を払う必要あり

原則、ETFの取引では売買手数料を払う必要があります

企業の株式を買うのと同じ扱いです。

 

ただ、証券会社によっては手数料ゼロのものも増えてきています。

これからの流れとしては、ETFも手数料ゼロになっていきそうです。

現状ではETFの短所です。

ただ、だんだん解消していくでしょう。

 

3.結局どっちがいいのか?

以上、書いてきたことをまとめます。

 

投資信託とETFの比較まとめ
  • 投資信託は自動積立が可能。
  • 自動積立でタイミングのリスクが減らせる。
  • 相場への投資には株価指数の2倍に連動するETFなどは便利
  • 信託報酬はTOPIXではETFが安く、外国株(MSCI-KOKUSAI)では投資信託が安い
  • 投資信託の売買手数料はゼロ。ETFもゼロになる方向

手数料についてはあまり差がない結果と言っていいでしょう。

 

そうなると使い勝手の問題です。

そして、やはりインデックス投資には投資信託がオススメです。

理由はもう書きましたが、自動積立ができるからです。

他にも投資信託には「分配金を自動で再投資可能」というメリットもあります。

 

ETFは相場に投資したい場合には便利です。

相場は上級者向けで難しいのでオススメしませんが。

 

他にもETFには、発展途上国のインデックスに投資できるものもあります。

フィリピンとかベトナムとかマレーシアとか、南米やアフリカの国にも投資可能。

ただ、信託報酬が高かったり、外国市場でしか買えなくて売買手数料が高かったりします。

その国のことをよっぽど知らないと使いづらいですね。

誰でも出来る投資法ではありません

 

初心者にはインデックス投資をオススメします。

その中でもインデックス型投資信託の積立が良いです。

 

インデックス型投資についてもっと知りたい。

インデックス投資を基礎から学びたい。

という場合は以下の記事でインデックス投資についてまとめています。

 

 

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