外国債券インデックスファンドとはどんな投資信託?

世界中の外国債券に投資するイメージ
浦上

こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。

投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。

 

このブログのおすすめ投資法はインデックス投資です。

インデックス投資ではインデックス・ファンド(投資信託)に分散投資します。

 

ただ、1つ1つのファンドの中身がわからない人も多いはず。

そこで、これまで3つのインデックスファンドの説明をしています。

 

よくわからないものに投資してはいけません

インデックス投資について知ってもらうため、この記事でもインデックス投資に使うファンドの1つを説明します。

今回は外国債券インデックスファンドです。

 

1.説明に使う外国債券インデックスファンド

外国債券インデックスファンドの説明には、

三井住友・DC外国債券インデックスファンド

を使います。

 

各運用会社が外国債券インデックスファンドを販売していますが、中身はどれも似ています。

この種類のファンドはたいてい、

FTSE世界国債インデックス(除く日本)

をベンチマークにしています。

 

何それ?ってなりますよね(^^;

全然知らないと思います。

ニュースとかでも聞かないインデックスなので。

だから、次の章でどんなものかちゃんと説明します。

 

このファンドは、

  • 運用期間:19年
  • 純資産総額:759億円
  • 信託報酬:年0.231%

といずれの数値も投資先としては十分です。

 

信託報酬は安い部類には入りません。

令和3年時点で信託報酬の安いファンドを調べたら
↓↓↓

もっと信託報酬の安い外国債券ファンドはあります。

ただ、浦上が保有しているので説明にはこのファンドを使います。

 

2.外国債券インデックスファンドとは何か?

外国債券ファンドで投資するものはもちろん外国の債券です。

その外国とは、アメリカはもちろん、ヨーロッパ各国にオセアニア・アジアも含む21カ国です。

 

この21カ国が選ばれている基準は、

ファンドが採用している指数によります。

それが前の章で触れた「FTSE世界国債インデックス(除く日本)」です。

 

債券指数としては最も有名な指数です。

少し前まではシティ世界国債インデックスという名前でした。

もともとアメリカのシティグループが作った指数だからです。

 

イギリスのFTSEグループがシティの債券部門を買収し、名前がFTSEに変わったんです。

FTSEグループはFTSE100というロンドン株式市場の指数も管理しています。

FTSE100はイギリスの日経平均みたいなものです。

 

ちなみに、FTSEが何の略かというと、

Financial Times Stock Exchangeです。

 

直訳すると、

「フィナンシャル・タイムズ株式市場」

よく意味がわからんですね(^^;

 

フィナンシャル・タイムズFinancial Times)はイギリスの経済紙です。

そことロンドン株式市場(London Stock Exchange)が共同出資しました。

その2つの名前を合わせてFTSEと名付けたということです。

ちょっとややこしいですが、FTSEグループの名前の由来を説明しました。

 

このFTSEグループが「FTSE世界国債インデックス」を管理しています。

本当は、FTSE世界国債インデックスの構成国は日本を含む22カ国。

ただ、外国債券インデックスファンドのベンチマークとしては日本を除く21カ国を使います。

 

投資適格とされた21カ国に分散投資しています。

こんな感じで多くの対象に投資するとリスクが減らせます。

これがインデックスファンドの大きな利点です。

 

その21カ国に含まれている国はどの国か?

以下のグラフで構成上位の国がわかります

外国債券インデックスファンドの国別配分
(2021年3月31日 三井住友・DC外国債券インデックスファンド 交付運用報告書より引用)

 

アメリカ、フランス、イギリス…と並んでますが、4割以上がアメリカ国債になっています。

これは時価総額から選んだ結果です。

 

時価総額をもとに選んでいくと、

必然的にアメリカ国債の発行額が多いため、

ポートフォリオでの重要度が高くなります。

その次に来るのがヨーロッパ各国ということです。

 

次に通貨別の配分も見てみましょう。

外国債券インデックスファンドの通貨別配分
(2021年3月31日 三井住友・DC外国債券インデックスファンド 交付運用報告書より引用)

ユーロ圏の国でアメリカと同じくらいの4割以上になると分かります。

そこにイギリスポンドの分を加えると、ヨーロッパの国で半分弱です。

 

つまり、アメリカとヨーロッパで合わせて9割以上になります。

外国債券のほとんどはアメリカ・ヨーロッパだということですね。

それにオーストラリア、カナダが続いています。

 

最後にその他4%ありますね。

その中にアジアの新興国も含まれています。

新興国債券は高利率ですが、債券市場での存在感はその程度ということです。

 

一般に新興国の債券はリスクが高いです。

ただ、このファンドには新興国の中でも投資適格とFTSEが判断した債券が選ばれています。

だから、新興国債券の中でもリスクは低めと言えるでしょう。

そして仮に、その新興国が急成長すれば、ファンド価格の上昇にもつながります。

 

債券の時価総額をもとに配分を決めているので、各国の経済力が上がれば配分も上がります。

経済力がない国は債券の利子を払えませんしね。

経済力が付いた国の配分は上がっていくわけです。

 

この次の章では、このファンドが投資している債券をより細かく調べてみます。

また、投資している国がどこなのかも、もっと詳しく見てみましょう。

 

3.どんな債券に投資しているか?

3-1.投資している債券の種類

このファンドがどんな外国債券を保有しているのか?

以下の表でわかります。

保有している債券の上位10銘柄です。

外国債券インデックスファンドの主要投資銘柄
(2021年6月25日 三井住友・DC外国債券インデックスファンド 交付目論見書より引用)

 

10位まで示されていますが、

そのうち8つがアメリカ国債です。

そして、その8つは利率償還期限も違っています。

 

もともといろいろな外国の国債に分散投資している上、各国の国債の中でも分散投資しているわけです。

そうすることで、例えば利率の低い国債を集中して買うリスクを避けられます。

 

ちなみにですが、国内債券インデックスファンドの記事もこのブログで書いています。

国内債券の場合は県債や社債にも投資しています。

この外国債券インデックスファンドで投資しているのは国債のみです。

 

そういうくわしいファンドの中身は、例えば請求目論見書を見れば分かります。

交付目論見書より説明がくわしく、書類の分量も100ページ以上です。

もし詳細に保有証券を見たければ、このリンク先の52ページ以降を見てみてください。

 

3-2.投資している21カ国

その請求目論見書にはもちろん投資先21カ国の国名が全部書かれています

以下が投資比率順の一覧表です。

外国債券インデックスファンドの国別投資比率一覧表
(2021年6月25日 三井住友・DC外国債券インデックス・ファンド 請求目論見書より引用)

 

以上のようにほとんど先進国です。

アジアの国はマレーシア、イスラエル、シンガポールの3つだけ。

どれもFTSEによって投資適格とされたということです。

 

だから外国債券としては非常に安心な構成です。

逆に言うと、リスクの高い外国債券も世の中にはたくさんあります。

これに手を出している人が結構いるんですね(^^;

 

南アフリカとかブラジルとかトルコとかの新興国債券で、高利回りと宣伝している商品が数多く出ています。

年利7%とか8%とか、場合によっては10%を超えます。

でも浦上はオススメしません。

為替リスクがあるからです。

 

こういった新興国では急激なインフレが起きることがあります。

物価が急上昇するケースです。

そうするとその通貨は暴落します。

その通貨の価値が下がるからです。

 

なぜそうなるかと言うと、新興国の生産力や物流は弱いからです。

そうするとモノの価値が上がりやすい。

モノが手に入りにくくなることが起きやすいんです。

 

日本と同じように簡単にモノが手に入る新興国なんてありません。

外貨預金も含め、ハイリスクの新興国債券はやめておきましょう。

その代わり、ここで紹介してきた外国債券インデックスファンドに投資した方が良いです。

 

ここまで読んで外国債券について知識が増えたと思います。

以前の記事にも書きましたが、根本的なことも書いておきます。

 

債券とは借用証書のようなものです。

お金を貸したら借用証書が手元に残ります。

 

つまり、債券を買うということはお金を貸すことと同じです。

お金を貸して満期が来れば利子がついてお金が増えます。

その利子が債券の主なリターンです。

 

外国債券は為替リスクもありますが、主なリスクは貸したお金が返ってこないリスクです。

ただ、ここで紹介した国債の貸し倒れはなかなか起きません。

借りている側が政府だからです。

ただ、ユーロ圏の国の債券はユーロ建てなのでデフォルトリスクもあります。自国で通貨を発行できないからです。

 

また、国債などは債券市場で取引されます。

だから、その取引に応じて値上がりや値下がりも起きます。

それもリスクの一つに含まれます。

 

最初に書きましたが、中身が分からないものに投資するのは危険です。

このファンドの中身は分かっていただけたと思います。

こんな感じで中身が分かるものに投資していきましょう。

 

インデックス投資で稼ぎたい方は以下のインデックス投資まとめ記事をご覧ください↓↓↓

 

また他のインデックスファンドの内容は以下の記事で書いています↓↓↓

 

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