最近になって投資の制度がいろいろと日本にもできています。
2001年には確定拠出年金の制度がスタートしました。
自分で投資して年金を増やす制度です。
2014年には非課税で投資するNISAという制度ができました。
2018年に積立投資のみのつみたてNISAという非課税制度に発展してます。
どんどん新しい投資の制度ができてきて、まるで世の中全体から「投資しろ!」と言われてるかのような気になりませんか?
でも、急にそんなこと言われても、なぜ投資しないといけないのかわからないですよね。
そこで、この記事では
「投資とはそもそも何なのか」
「本当に投資する必要があるのか」
について記事を書きたいと思います。
先に私の意見を言えば、
投資はした方がいいです。
正しく投資すればお金が増えます。
世の中の役にも立ちます。
ただ、「投資は必要か?」と聞かれたら必要ではないと思います。
人によります。
この記事を読めば、あなたは投資するべきなのか、投資するべきでないのかがわかります。
Contents
1.投資するとはそもそもどういうことか
投資とはお金儲けのことではありません。
「投資ってお金を儲けるために株を買ったり売ったりすることでしょ?」って思っているあなた。
違います。
投資とは世の中をより良くするためにお金を使うことを言います。
言っている意味わかりますかね?
たとえば世の中にある会社はすべて世の中をより良くしようとしています。
ちょっと話がぼんやりしているので例をあげます。
携帯電話メーカーなら、より確実につながってより速く通信できる携帯を作ろうと日々努力しています。
飲食店なら、より美味しいものをなるべく安く出そうと努力しています。
鉄道会社なら、より安全に速く移動できるようにしようと努力しています。
そして、人は自分の生活や人生がより良くなると思うものにお金を払います。
便利だから、安いから、おいしいから、速いからと理由はさまざまです。
あなたも自分の生活が良くなるものにしかお金は払いたくないですよね。
だから、世の中をより良くした会社はたくさんお金が入ってくるわけです。
あなたも仕事という形で何かしら世の中をより良くしようとしているはずです。
あなたが仮に専業主婦だとしても家族の生活をより良くしようと日々頑張っているはずです。
そして、あなたに支払われるお給料も含め、世の中を良くしようとしたらお金が必要なんです。
例をあげると、より良い生活が送れるように
分譲マンションを建てる場合、
建設に1億円は必要ですね。
製薬会社なら、効果のある薬を開発しようと10年以上かけます。
この先行投資には何百億円というお金が必要です。
マンションにしても薬にしても、世の中を良くすることができた場合にはじめて収入を得ることができます。
その収入で払ったお金を回収し、利益を出すことができます。
そのマンションに誰も住みたがらなかったり、良い薬ができなかったりした場合は払ったお金は戻ってきません。
赤字の事業です。
これが投資です。
この事業をやったら、たくさんの人の生活が良くなるだろうと思うので、企業はたくさんのお金をその事業に投資しようとします。
それでも、うまくいくかどうかはやってみないとわかりません。
うまくいってもいかなくても投資は投資です。
そして株を買うということは、その企業の事業に出資するということです。
あなたが株を買ったということは、その企業の出資者の一人になったという意味です。
利益が出れば出資者のあなたへのリターンも大きいです。
が、赤字になった時の損失も自分に降りかかってきます。
2.なぜ投資する必要があるのか
そうしたら「投資するなんて難しい」と思いませんか?
その会社はこれから世の中を良くする会社かどうか予想しろということです。
かなりビジネスに詳しくないとできないと思いますよね(^^;
もちろん自分のお金を世の中の役に立つように使ってくれて、
それで出資者である自分にも利益が入るなら言うことないですよね。
ただ、本当に良い会社かを見きわめるのが難しい。。。
そんな難しい投資を本当にする必要があるのかと思ってしまいませんか。
必要だとまでは私は思いません。
政府は必要としていますよ。
経済が成長しないので、
貯金を投資に回させて、
それで経済を成長させ、
企業に税金をたくさん払ってもらう。
だいたいこういうプランです。
あなた個人に投資は必要かはわかりません。
一人一人違います。
でも、投資はやったほうがいいです。
まずお金が儲かります。
そして世の中の役にも立てます。
経済の知識も自然と身についてしまいます。
自分がお金を払っていることに人は興味を持たずにはいられません。
投資をはじめると、経済についての情報が目に飛び込んでくるようになって勝手に知識が増えていきます。
3.投資をするときにもっとも大事なこと
投資をやった方がいいと言われても、
損するのでは嫌ですよね(笑)
会社の見きわめが難しいから、
どの会社に投資していいかわからない。
ダメな会社に投資したら、
世の中の役にも立たないし、お金も損する。
そんなの嫌ですよね。
ここで、投資をするときに最も大事な考え方を教えます。
「世の中はこれからも良くなっていく」
これを信じられる人は投資をやった方がいいです。
今すぐ始めましょう。
そんなこと信じられないという人は投資しないでください。
「これから世の中はどんどん悪くなっていく」と信じている人は投資はやめてください。
もしあなたが世の中がこれから良くなっていくと思えるのなら、
世の中全体に自分のお金を投資すればいいです。
そのための方法があります。
信じられないという人も、これまでの経済の発展を否定はしないですよね?
200年前、日本は江戸時代、
移動手段はおもに徒歩でした。
東京から京都に行くにも徒歩で2週間だったそうです。
お殿様ならかごに乗れたでしょうが、
庶民には無理な話です。
今では庶民でも新幹線に乗れば2時間で行けますね。
100年前、結核は不治の病でした。
一度かかったら治りません。
確実に死ぬということです。
そのころは日本人の死因の2位が結核でした。
結核で亡くなったという話、
現代ではぜんぜん聞きませんよね。
治療法が開発されたからです。
30年前、携帯電話は重さ1キロ近くあり、
厚さも10センチ以上ありました。
それで値段は20万円。
ほとんどの人は外では公衆電話を使ってました。
今のスマホは厚さ1センチ以下です。
値段もそこまで高くありません。
みんな当たり前に使っています(^^;
このように、あらゆる面で世の中は昔より良くなってます。
これらすべての発展は誰かがお金を投資したからなんです。
新幹線を作るために投資したのは国ですが、
結核の薬も治療法の開発も、
携帯電話を小さくするための部品も、
スマホも、すべて開発するのにお金が必要です。
あなたが投資しなくても世の中の良くするために誰かが必ず投資します。
だから、あなたがする必要まではないです。
ただ、この世の中の発展にお金を出す人が少し増えれば、世の中の発展も少し早く進みますよね。
投資を始めるのなら世の中全体に投資することをおすすめします。
つまり世界全体にです。
どこか1つの会社の株が儲かりそうだから買うのではありません。
世界全体がこれからも良くなると信じてお金を投資するのであれば勝算は十分あると思いませんか?
世の中が今までより良くなれば、その出資者のあなたにもリターンが入ってくるというのなら。
そのための投資法がインデックス型投資信託への投資になります。
その詳しい内容や方法についてはほかの記事に書いたのでご覧になってください。
こんにちは。
企業の研究職として働きつつ、
投資10年で800万円を稼いだ管理人の浦上歩です。
投資以外のドイツで博士号を取ったときの話など、今までの経歴や実績はコチラでまとめています。