年80万円稼げるようになんて自分はムリだろうと思っておられる方もいますよね?
そんなことはありません。
あなたもできます。
この記事では、浦上の経験もまじえながら
年80万円を目指すための4ステップ
について書いています。
その4ステップは以下の通りです。
- 投資に慣れる。
- 年30万を稼ぐ。
- アメリカ株で年80万を目指す
- 日本株も加えて利益を加速する
この4ステップについて順を追って説明していきます。
Contents
1.確定拠出年金か積立投資で投資に慣れる
投資を始めるにあたって、もっとも大事なことは投資に慣れることです。
そして、そのために一番良い方法は確定拠出年金で、それを自分の会社がやっていない場合は積立投資になります。
日本人は投資に慣れていない人がほとんどです。
日本証券業界の平成30年度の調査では、
株を持っている日本人はわずか13%。
投資信託だとさらに少なくて9%です。
日本人の約90%が投資をやっていない人、
つまり慣れていない人なんです。
投資を始めるにしても、最初は自分の生活に投資が加わった状態に慣れないといけません。
そのために一番簡単にできるのが会社の確定拠出年金です。
私の会社も導入しています。
自分で投資して自分の年金を増やしなさいという制度です。
これなら投資を強制的に始められることになります。
しかも会社からお金が確定拠出年金の口座に積立てられます。
ですので、マイナスになってもあまり自分のお金が減ったつらさを感じなくてすみます。
企業型確定拠出年金については、選ぶべきファンドや運用法をこの記事に書いています。
↓↓↓
企業型確定拠出年金でおすすめの運用商品4本とその配分の決め方
でも、確定拠出年金を導入していない会社に勤められている方や、自営業や主婦の方もいらっしゃいますよね。
そういう方たちにはネット証券での積立投資をオススメします。
その積立投資のやり方は以下の記事で書いていますので参考にしてみてください。
↓↓↓
たった3ステップで投資初心者でも安全で確実な投資を始められる
半年~1年くらい投資をしたら、
もう投資には慣れていると言っていいです。
次のステップ2に進みましょう。
2.まず投信積立で年30万円のリターンを目指す
ステップ2は投信積立です。
ステップ1ですでに始めている方はそのまま続ければ大丈夫です。
ここでは年30万円のリターンを目指す方法を教えます。
投資のリターン、つまり収益はどうやって決まるかわかりますか?
以下の式で決まります。
かりに100万円を投資して年の収益率が5%だったなら、収益はいくらになるかというと、
このように年5万円になります。
そして、この収益を上げる方法は2つしかありません。
- 投資額を上げる
- 収益率を上げる
この2つを上げることで、
中間目標の年30万円のリターンを目指します。
それぞれ説明していきましょう。
2-1.投資額を上げる
収益率は5%のままで、
100万円から投資額を上げて、
年30万円を稼ぐにはどうしたらいいでしょうか?
投資額100万円で収益率5%だと収益は5万円でした。
30万円は5万円の6倍です。
だから、投資額を6倍の600万に増やせばよいことになります。
このように年30万円を実現できます。
この投資額を増やすにはどうすればいいか?
毎月の積立てる金額を増やせばいいんです。
このブログでは月4万円の積立をおすすめしていますが、この場合、
600万円 ÷ 年間48万円 = 12.5年
ですので、12年半かかります。
ちょっと時間かかりすぎですね。
そこで、この積立額を増やす方法としてまずボーナス月の増額があります。
かりに夏1.5ヶ月、冬1.5ヶ月のボーナスをあなたがもらっていたとします。
その場合、たとえば6月と12月にそれぞれ1.5カ月ずつ増額します。
そうすると年間3カ月分増やすことになるので、15ヶ月分の積立を1年ですることになります。
つまり、
600万円 ÷ 年間60万円 = 10年
10年で年30万のリターンを実現できます。
もう一つ積立額を増やす方法があります。
本田静六さんをご存知の方は少ないかもしれません。
有名なところでは日比谷公園をリーダーとして作った方です。
この方は「月給4分の1天引き貯金」を行って大金持ちになっています。
月給その他すべての収入の1/4を貯金に回し、残りのお金で生活する。
そうすると少ないお金で何とか生活できるようになってくる。
気がついたら巨額の貯金が出来ているという方法です。
つまり、あなたの月給が手取り20万円なら1/4の5万円を積立てます。
そして残りのお金で何とか生活する。
積立額を月5万円に増やし、
先ほどのボーナス月の増額と合わせると、
600万円 ÷ 年間75万円 = 8年
年30万円を達成するのに8年にまで短くなります。
さらに実際には8年もかかりません。
複利の効果があるからです。
最初の1年で積立てた75万円にはその5%の37500円のリターンが出ます。
次の年はこの37500円にも5%のリターンが出ます。
複利の計算は難しいのでシュミレーターで計算してみます。
ボーナス増額も含む年間75万円の積立を12カ月で割って、月間62500円の積立と5%のリターンでシュミレーターで計算すると、
6年9ヶ月
で600万円を貯められると出ました。
つまり、
年30万円のリターンを得るのに7年かかりません。
これならかなり現実的。
「月給4分の1天引き貯金」は私は意外と簡単にできてしまいました。
ただ、お金が苦しくなる人だっているでしょう。
それでも、積立てた残りの金額で生活すると、いろいろムダにお金を使っていた点に気づいてきます。
そのムダをぜんぶ省いて、それでもお金が足りないなら積立額を減らしてもいいです。
ムリのある投資はうまくいきません。
まずは試しに始めてみて、自分が余裕を持って積立てられる額がいくらか見つけてください。
2-2.収益率を上げる
収益率を上げることでもリターンを増やせます。
たとえば、リスクを高く取るポートフォリオ(投資配分)に変更する方法があります。
リスクを上げて高いリターンを狙うポートフォリオについては、別の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
その中級者以上のポートフォリオで年5%の収益率は実現することは可能です。
ただ、ほかにも方法があります。
収益率を上げるために、個別の企業の株に投資した浦上のケースを次の章で紹介します。
3.投資資産の20%で個別企業の株に投資
私の場合、投資資産の20%で個別の企業の株を買って、収益率を上げることを目指しました。
残りの80%は投資信託のまま、今までのポートフォリオのままで残しておきます。
20%はいったん売ったわけです。
その20%分の現金で個別の企業の株を買っていきました。
浦上の場合、会社の株式への投資を6年やっています。
そして、年平均20%を超えるリターンを実現しています。
この場合、収益率はどうなるかというと、
(積立投資)投資額の80% × 収益率5% = 収益率4%
個別株収益率4% + 積立投資収益率4% = 合計収益率8%
と、収益率8%を実現できます。
そして、収益率が年8%なら投資額が1000万円あれば年80万円のリターンが実現できます。
積立額62500円で、収益率8%としてまたシュミレーターで計算すると、
9年1ヶ月
で投資額1000万たまると出ました。
これで浦上と同じ10年で年80万円のリターンを達成できます。
そのためには個別企業の株の投資法を知らないといけません。
ただ、年80万円を目指すステップをこの記事では説明しています。
個別株の選び方まで書くと長くなりすぎるので、ここでは書きません。
3-1.アメリカ企業
1000万円まで貯めなくても、投資資産が100万円ほど積み上がれば、その20%の20万円でアメリカ企業に投資することは可能です。
有名なアメリカの大企業の株は1万円ほどから買えるからです。
できれば2~5社くらいに分散して投資した方がリスクが下がります。
3-2.投資資産が1000万円を超えたら日本企業にも投資
投資資産が1000万円を超えたら日本企業にも投資できます。
その20%なので200万円を投資することになります。
日本企業の方が日本人にとっては馴染みのある企業が多いので、自分が知っている分、選択肢は増えますし、成功率も高くなるでしょう。
為替リスクもありません。
これを為替リスクと言います。
しかしながら、アメリカ株は1株から買えるのに対し、日本株100株または1000株から買わないといけません。
ニューヨーク株式市場と東京株式市場のルールの違いです。
だから、日本企業の株式投資はある程度の投資資産がないと始められないのです。
実は浦上は今この段階にいます。
2019年はアメリカと中国の貿易戦争など株に不利な状況が続いて苦しかったですが、日本株で50万円ほど利益を出しています。
個別株での投資法についてはまた別に記事を書いているので参考にしてみてください。
まず最初のステップとして、確定拠出年金や積立投資で投資に慣れていきましょう。
こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。
投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。