こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。
投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。
安全で確実に投資するには「インデックス投信積立」がもっともおすすめです。
インデックス型のファンド(投資信託)を積立てる投資法です。
その理由については別の記事で書いています。
この記事では、インデックス投信積立を始めるために具体的に行うべき3ステップを説明します。
以下の3つです。
- ネット証券会社で口座を開く。
- 毎月の積立金額を決める。
- 4種類の投信を積み立てる。
これを順番に解説していきます。
Contents
1.ネット証券会社で口座を開く
最初のステップはネット証券会社で「証券口座」を開くことです。
銀行や対面の証券会社はオススメできません。
昔から使ってきた銀行の方が安心。
知名度が高いところの方がいい。
そう思う人もいるかもしれません。
相手の顔を見ながら直接話をして申し込みたい人もいるでしょう。
確かにそこで投資信託の積立もできます。
ただ、こういうお店の受付の人にも給料が払われています。
タダであなたの相手をしてくれはしません。
それ以外にも、
- 店舗にかかる光熱費
- お客さんに渡すティッシュとか贈り物
- 椅子や机などの接客用の設備
全てお金はかかっています。
その経費は回りまわって、
あなたが払う手数料に上乗せされます。
一方、ネット証券会社は手数料が安いです。
まず、受付の人が要りません。
その分、人件費が安く済みます。
接客用の設備・光熱費・家賃などの費用がすべて必要ないです。
すると、あなたが払う手数料も安くできます。
手数料が安くなれば、
その分、あなたが投資に回せるお金が増えます。
投資に回せるお金が増えると利益も増えます。
そのネット証券には以下の5社があります。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- カブドットコム証券
- 松井証券
どれを選んでもかまいません(私のオススメは自分が使っている楽天証券ですが笑)。
証券会社のホームページから口座開設のページに進んでください。
必要事項を入力して口座を開設します。
それが1ステップ目です。
どの証券会社を選んでいいかわからない場合は、ネット証券会社を比較したこの記事を参考にしてください↓↓↓
また、口座開設の手続きで迷いがちなポイントについてはこの記事でどうすればいいか分かります↓↓↓
2.毎月の積立金額を決める
口座を開いて次に決めることは積立金額です。
これが2ステップ目になります。
どの投信を買うかよりも先に決めます。
ベストの積立金額とはいくらか?
それは、
あなたが無理なく積立てられる金額です。
私が投資を始めたときは月給から月4万円を積み立てました。
そして、残ったお金で何とか生活。
最初はちょっととまどいましたね(^^;
でも、慣れれば大したことありません。
私のおすすめは月4万円です。
あなたも同じようにできそうなら月4万円でかまいません。
月4万円積立てて生活費が足りるかわからない。
そんな方も試しに4万円で始めればよいでしょう。
実際にやって無理そうなら、あとから積立額を減らせます。
2万円にしてもいいですし、1万円でもいいです。
あなたが続けられる積立金額にすることが最も重要です。
1万円でも厳しい。。
投資が初めてで不安。。
そんな方も、
月数百円からでも始められます。
何もしないより、まず体験した方が理解できます。
少額でも積立を始めてみてください。
積立額を決めたら第2ステップ完了です。
3.4種類の投資信託を積み立てる
積立額を決めたら、4種類の投信を積立てます。
これが3ステップ目。
その選ぶべき投信4種類を次に説明します。
3-1.インデックス型投信の種類
インデックス型投信はどのインデックスに連動するかで種類が分かれます。
主なものは以下の4つです。
- 国内株式(日本株式)
- 外国株式
- 国内債券(日本債権)
- 外国債券
それぞれ説明します。
3-1-1.国内株式(日本株式)
国内株式のインデックスは主に以下の2つ。
- 日経平均株価
- TOPIX(東証株価指数)
大きくわけて、この2つのインデックスに連動する投信があります。
TOPIX連動型を選んでください。
リスクが低いからです。
なぜリスクが低いか?
TOPIXの計算に使う会社は約2000社。
一方の日経平均は225社。
TOPIXの方が10倍程度多いです。
計算に使う会社の数が多いと、1社あたりの影響が小さくなります。
そのためリスクは小さくなります。
たとえば、1つの会社が潰れたとします。
すると、その会社の株の価値はなくなります。
2000社のうちの1社が潰れた場合と、
225社のうち1社が潰れた場合。
どちらにしてもファンドの価格に悪影響が出ます。
ただ、影響が小さいのは2000社の方です。
ですので国内株式ファンドはTOPIX連動型をオススメします。
もっとリスクが高い国内株式のインデックスもありますが、ここでは無視します。
3-1-2.外国株式
外国株式のインデックスとしては「ダウ平均株価」というアメリカの指数が有名です。
ニュースの株価速報で、
「ニューヨークダウが何ドルだった」
とか聞いたことがある人もいるでしょう。
ただ、このNYダウ。
アメリカの大企業30社だけで出来たインデックスです。
アメリカという1つの国の、
たった30社だけのインデックスです。
それよりも、他の国も含めて、もっと幅広く投資できた方がリスクは下がります。
そういう世界中の企業に投資できるインデックスもあります。
それがモルガン・スタンレーが公表しているMSCIコクサイです(MSCIはモルガン・スタンレー・キャピタル・マネジメントの略)。
モルガン・スタンレーはアメリカの投資銀行です。
「コクサイ(国際)」と名前に日本語が使われているように、主に日本人投資家向けの指数です。
日本以外の先進国22か国に投資します。
アメリカ以外にもイギリス・フランス・ドイツといった国の1300社から構成されています。
外国株式のインデックス投信はこのMSCIコクサイに連動するものを買えば大丈夫です。
外国株式と言いながら、この指数は先進国の株だけで構成されています。
新興国株式という、中国やロシアなどに投資するインデックス型投信もあります。
ただ、このブログではそれについてはおすすめしません。
リスクが高いと判断してます。
詳しい理由は他の記事で書いていますので、参考にしてみてください。
3-1-3.国内債券(日本債権)
債権と言われても何だかよくわからない人も多いですよね。
国内債券というのはいわゆる国債のことだと思っていいです。
国が発行していて、何年後かに利息がもらえるあの国債です。
国債は3年物とか10年物といった以外に実はいろいろ種類があります。
県債とか市債とか社債とかいろんな債権からインデックスが作られています。
ただ、2019年時点で個人向け国債の利率は0.05%とかです。
だから、利益は株に比べると圧倒的に少ない。
債券に投資する理由は、
株が下がったときに上がる傾向があるからです。
株が暴落した時、投資家は株を売ります。
そして、株を売った現金をただ持っていても利益が出ません。
なので、0.05%でもいいから利益を出そうと国債を買います。
そうすると、国債は買われて品数が減っていくので価格が上がります(今年不作だった野菜が品数が少ないからスーパーで高くなるように)。
つまり、債券は資産を増やす効果は弱いです。
株が暴落したときにあなたの資産全体が減るのを防ぐために買います。
3-1-4.外国債券
外国債券も国内債券と同じです。
アメリカやイギリスやドイツなども国債をもちろん発行しています。
それらの国を含めた外国債券のインデックスがあります。
こちらも株が値下がりしたときのクッション役です。
最近は日本の国債の安全神話みたいなものができてしまって、株が暴落すると日本国債ばかりが値上がりします。
だから、外国債券は存在感が少し薄いです。
また外国債券のなかには新興国債権もあります。
ただ、新興国株式と同様リスクが高いのでおすすめしません。
このように、国内株式・外国株式・国内債券・外国債券の4種類の投資信託を積立てます。
この4種類はどれも色んな運用会社から買えます。
どの運用会社のどの商品にするかも決めなくてはいけません。
それについては別の記事に書いています。
投資信託をどういう風に選べばいいのかについては以下の記事に書いています↓↓↓
この選び方に従って実際に浦上が投資信託を選んだ結果はこちらに書いています↓↓↓
3-2.投資信託の割合を決める
以上の4種類の投信の積立額の割合を決めたら投資がスタートできますね。
そして、割合はすべて同じにします。
つまり1/4ずつ買います。
25%ずつです。
あなたが4万円毎月積み立てると決めていたなら、
- 国内株式:毎月1万円
- 外国株式:毎月1万円
- 国内債券:毎月1万円
- 外国債券:毎月1万円
という金額にします。
これであなたのポートフォリオは完成です。
図にすると以下になります。
ポートフォリオとは資産の配分のことです。
ここでは25%ずつにしていますが、その後の運用を簡単にするための初心者用ポートフォリオです。
この割合を変えることでリスクを上げたり下げたりできます。
以上の通りにインデックス投資を始めた方、
そのあとの調整法を知らないと損です。
その調整法なら「安く買って高く売る」ことが自然とできます。
以下の記事をご覧ください↓↓↓
この記事で書いたポートフォリオはあくまで初心者用。
もっと利益が出せるポートフォリオもあります。
投資に慣れたらそのときの自分に合ったポートフォリオを見つけてください↓↓↓
インデックス投資を一から学びたい方は以下のまとめ記事がおすすめです↓↓↓
聞いた事はあるけど、具体的には何も知らない言葉が
今回の記事には、2点程度あります。
日経平均もよく聞く言葉だけどTOPIX連動型も耳にした事あります。
TOPIX連動型の計算に使う会社2000社でしたか。
NYダウも聞いた事ありますね。
アメリカ大手企業30のインデックスでしたか・・・。
わずか30社だけなのが驚きです。
NYダウって言葉だけは聞くのに30社だけなんですね。
コメントありがとうございます。
ニュースとかでよく聞く言葉でも
中身を案外知らないものですよね^^
NYダウは時代に合わせて30社を入れ替えてます。