
インデックス型投資の始め方については別の記事で解説しています。
この記事ではインデックス投資を始めたあとの作業を書いています。
リバランスと呼ばれる方法です。
年1回の作業で十分。
慣れれば30分もかかりません。
それだけで自動的に
「安く買って高く売る」
投資の必勝法を実践できます。
この記事ではそのリバランスのやり方を解説しています。
Contents
1.リバランスの方法
インデックス投資を始めたあと、
年1回ポートフォリオのリバランス
を行います。
言葉の意味をもう一度説明すると
ポートフォリオはインデックス投資の始め方を解説した時に一度ふれてます。
以下のような投資資産の配分のことです。
このポートフォリオでは4つの投信を25%ずつ持っています。
リバランスは、
リ・バランス
と書いた方がいいかもしれません。
バランスを取り直すという意味です。
1-1.投資配分はくずれる
ポートフォリオは時間がたつにつれ、
形がくずれてきます。
元の配分からズレが生じます。
たとえば、すごく経済が好調な幸せな1年がすぎたとしましょう。
そうすると先ほどのポートフォリオはこんな感じに形がくずれます。
国内株が5%増えて30%
外国株が10%増えて35%
一方、
国内債券は10%減って15%
外国債券が5%減って20%
になっています。
このズレを元に戻します。
この25%ずつの元の配分に戻す作業がリバランスです。
1-2.くずれた配分をリバランスで戻す
リバランスのやり方は簡単です。
割合が増えた分だけ売る。
売ったお金で減った分を買う。
これだけです。
これを年1回だけやる。
さきほどのポートフォリオなら、
増えた分の国内株5%と外国株10%を売ります。
売ったお金で減った国内債券10%と外国債券5%を買えばいいです。
それで、最初の25%ずつの割合に戻ります。
インデックス投資では年1回のリバランス以外「ほったらかし」で大丈夫です。
簡単すぎて「それだけ?」と思うかもしれません。
でも、この方法を10年続けて私は600万円は稼いでいます。
年1回ならリバランスをするタイミングはどの日でもいいです。
あなたが投資を始めた日付を「リバランス日」にしてもいいです。
覚えやすい日付でもいいです。
私は毎年年末にしています。
だいたい12/30が多いです。
ここで、リバランスの例をもう一つ出しておきます。
逆に景気が悪いパターンです。
株価が世界的に低迷した1年が過ぎたとしましょう。
すると、以下のような感じのポートフォリオになります。
今度は国内株が5%減って20%
外国株が10%減って15%
逆に、
国内債券は10%増えて35%
外国債券が5%増えて30%
となっています。
これをどうリバランスするかはわかりますか?
そうです^^
増えた国内債券10%と外国債券5%を売る。
そのお金で減った外国株10%と国内株5%を買えばいいです。
それで元の25%ずつに戻ります。
最初のポートフォリオの配分に戻す作業をリバランスというわけです。
どんな配分のポートフォリオであろうと、その配分を維持するようにします。
2.なぜリバランスするのか?
次に書くのはリバランスの効果です。
2-1.「安く買って高く売る」ため
リバランスは、
そのとき上がっている投信を売り、
売ったお金で下がった投信を買います。
これをすることによって、
「安く買って、高く売る」
投資の必勝法を誰でもできます。
株価が暴落して安い年はリバランスで「安く買い」ます。
株価が絶好調の年はリバランスして「高く売る」。
自動的に必勝法を続けられます。
年1回決まった日にリバランスするだけで可能です。
2-2.相場読みは難しいから
ただ、
少しでも安い値段で買って
少しでも高い値段で売りたい
と思ってしまいがちなことも事実。
でも、安く買おうとしてもほぼ失敗します。
買ってすぐ暴落したりします。
高く売ろうとしてもほぼ失敗します。
売った直後にもっと上がるなんてことが起きます^^;
相場を読むのは難しいのです。
私も過去に相場の読み方の本を買ったことがあります。
その本を参考に株のチャート読みをやりました。

株価チャートを印刷して、
鉛筆で線を引いて、
下がっている株が上がるタイミングを予想します^^;
本の通りにやれば、
一番安い値段で株が買えるのだと。。
しかし実際はチャートでは上がるはずの株がどんどん下がって大損(^^;
毎日のようにチャートに線を引いたんですけどね。
お金が減るだけなのでやめてしまいました^^;
経験上、チャート読みはオススメしません。
相場を読むのは投資のプロでもなかなかできません。
そんなことできる人がいるなら国で雇いますよ。
そしたら税金も年金も取らなくてよくなりますからね。
チャートを見るだけでお金が増やせるなら。。。
もともとの国の資産をその人に株で増やしてもらえばいいだけです。
「タイミング良く売買して儲けたい」
そんな誘惑が襲うこともあります。
人間だから仕方ないです。
でも上手くいきません。
リバランスでは上がった一部だけを売ります。
売った直後にもっと値上がりしても、残っている投信が上がります。
そこからも利益は出ます。
その意味でもリスクが低いです。
相場は読まない。
年1回割合の増えた投信を売り、
そのお金で割合の減った投信を買う。
このリバランスの作業を毎年淡々とやってください。
補足.浦上も相場に投資したことがあります
実は、新型コロナによる株価暴落で、浦上は相場に投資しました。
↓↓↓
新型コロナショックで大暴落。リーマンショック以来10年ぶりに「買い」ます
言ってることとやってることが違うと思われるかもしれません(^^;
ただ、あくまで投資の勉強です。
そして、相場に投資というより、予測した「未来」に投資したかったんです。
「未来予測」を考えた場合に株価が安すぎると判断しての「買い」です。
新型コロナでの暴落は未来を悲観しすぎと考えました。
その予測は当たって、今は株価は回復しています。
「未来予測」については以下の記事に書いています。
↓↓↓
投資で稼ぐには「仮説」を立て「未来を予測」すればよい。問題は学ぶ方法
ただ、浦上が相場に投資したことがあっても
リバランスがインデックス投資で有効な点は変わりません。
インデックス投資を始めたら、年1回リバランスすることを覚えておいてください。
まだ投資を始めていない方は以下の記事を読めば、インデックス投資が学べます。
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こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。
投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。