世にある6000本以上の投資信託の中から買うべき投信はたった24本!? ー投資信託の選び方ー

自動販売機 決められない男
浦上

こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。

投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。

 

2019年現在、日本で販売されている公募の投資信託の本数は6120本

どれを選んでいいのか多すぎてわかりません。

 

ただ、その6000本のうちあなたが買うべき投信は

たった24本

 

この記事では、利益が見こめる優良な投資信託の選び方について説明します。

 

Contents

1.6000本の中から優良投信を選ぶ

日本で販売されている投信は6120本と書きましたが、証券会社によっても取り扱う数は違います。

たとえば楽天証券の場合、取り扱っている投信は2019年10月の時点で2637本

これでもまだぜんぜん選べないですね^^;(これ以降、楽天証券で探した場合の投信の本数を示しています)

 

その中の「インデックス型投信」を選ぶことはすでに別の記事で書きました。

インデックス型にかぎると345本まで減ります。

さらにインデックス型投信の積立を行うので、積立可能な投信にしぼると322本になります。

 

ここからさらにしぼりこんでいきます。

 

2.投信を選ぶポイント

以下のように、優良な投信を選ぶためのポイントがあります。

 

2-1.販売手数料なし(ノーロード型)

投信を買うときには普通は販売手数料を証券会社に払います。

高いものだと購入額の3%取るものもあります。

 

ただ、最近は販売手数料なしの投信がドンドン増えてきて当たり前になりつつあります。

販売手数料が高いのは儲かる優良な投信だからなんてことはまったくないのでバッサリ切り捨てましょう。

販売手数料なしの投信だけを買ってください

販売手数料なしに絞ると投信の本数は287本まで減ります。

 

2-2.分配金が年1回で再投資あり

毎月や毎年、分配金を出す投信があります。

分配金は株の配当金のようなものです。

ただ、実はこの分配金は

ない方がいいんです

 

意味わかりますかね?

分配金をたくさんもらえる投信の方が良いとふつうは思いますよね。

投信が利益を出した場合に利益の何%かが分け前としてあなたの口座に分配金として振り込まれます。

そうなると、分配金を出したぶんだけ投信の持っている資産が減りますよね。

その結果、その投信の価格は下がるんです。

 

つまりあなたの持っている投信の価格も下がります。

だから、差し引きプラスマイナスゼロです。

意味ありません

 

しかも、その分配金があなたの口座に振り込まれた瞬間に20%の税金がかかります。

その税金で取られたお金が投信のままだったら、今後何十年と運用する間にもっと増えて、あなたにさらなる利益をもたらしたかもしれないのに。。。

 

ですから、分配金はなるべく出さない投信の方がいいです。

分配金の支払い回数は大きくわけると月1回と年1回があります。

このうち年1回を選んでください

 

さらに分配金を再投資できる投信もあります。

これは、出た分配金で同じ投信を自動的に買いなおしてくれる機能です。

こちらを選んでおくと分配金にかかる税金は取られません

再投資可能な投信を選んでください。

投信を買うときは再投資するか受け取るか選べますので、必ず再投資を選びましょう

 

分配金が年1回、再投資可能な投信にしぼると258本まで減ります。

 

2-3.運用期間が無期限(償還日が無期限)

投信が運用をやめて、財産を口数に応じてそれぞれの出資者に返すことを「償還」といいます。

そして、もともと何年たったら運用をやめて償還すると決めている投信もあります。

この償還日が無期限の投信を選びます。

 

どうして無期限の投信の方がいいかというと、一つはその方がほったらかしで運用できるからです。

お金が返ってきたら、またほかの投信を探さないといけませんし、買いなおさないといけません。

その手間がムダです。

 

もう一つは、償還されて利益が出たら税金をとられるからです。

利益の20%が税金として取られます

これはお金をドブに捨てているようなものです。

たとえば、1年で10%の利益が出る投信を100万円買ったとします。

話を簡単にするために10%の利益にしましたが、2014~2019年の日本株や外国株の平均リターンは10%を超えているので十分あり得る数字です

そうすると利益は
100万円×10%=10万円 です。

そこにかかる税金は
10万円×20%=2万円 になります。

 

仮にここで償還されてしまうと、この2万円は税金として取られてしまいます

「でも、いつか売った時にどうせ税金は取られるんだから、いつ取られても同じなんじゃないの?」と思うかもしれませんね。

それが同じではありません。

 

この2万円を税金で取られずに自分で投信として持っておけたらどうなるか?

次の年に
2万円×10%=2000円 を生んでくれる計算になります。

その次の年は
(2万円+2000円)×10%=2200円

さらにその次の次の年は
(2万円+2000円+2200円)×10%=2420円

さらにさらにその次の次の次の年は・・・

と、どんどん金額が増えていきます。(利子に利子がつく複利の効果といいます)

これをぜーんぶドブに捨てていることになります。

 

もったいなさすぎますよね^^;

ですので、償還日は無期限の方がいいですし、リバランス以外ではなるべく売らない方がいいです

そのほうが賢くお金を増やせます。

 

この償還日無期限の投信にしぼると238本まで減ります。

 

2-4.投信が運用を続ける力がある

償還日を決めていない投信でも、運用が続けられなくなって償還するしかなくなる投信もあります。

あまりにも売れない投信だと、その投信の会社も儲けが出ないので運用をやめてしまうというパターンです。

会社が儲けられなくて潰れてしまうように。

そういう運用をやめてしまいそうな投信は避けなくてはいけません。

 

2-4-1.運用年数が長い(運用期間5年以上)

運用を続けられそうな投信の目安として5年以上続けられている投信を選びます。

つまり、その5年の間ちゃんと運用会社は利益を出してくることができたということです。

その実績があるかどうかをチェックするわけです。

 

さきほど「238本までしぼられた」と書きましたが、この238本の中で運用期間5年以上の投信にしぼると、103本半分以下にまで減ってしまいます^^;

だから、238本のうちの半分以上が作られて5年もたっていない新しい投信ということになりますね。

この新しい投信たちも5年目まで生きのびられるのかはわかりません。

投資信託の世界も新しい商品が出てきては消えていく世界です。

 

でも、消えていく投信を買ってしまったら、あなたは損をしてしまいます

より実績のある運用期間5年以上の投信を選びましょう

 

2-4-2.純資産が多い(50億円以上)

純資産が多い、つまりお金をたくさん持っている投信の方が運用を続けやすくなります。

当然ですね。

お金をたくさん持っている会社の方がつぶれにくいですよね。

 

さらに、資産が多い方が効率良く利益を出すことができます

たとえば、あなたが年平均5%のリターンを出すポートフォリオを持っていたとします。

この資産額が100万円でも1000万円でも、かかる手間はほぼ同じです。(年1回のリバランスをするだけ)

でも100万円の場合は
100万円×5%=年5万円

1000万円だと
1000万円×5%=年50万円

と、金額の多い1000万円の方が同じ手間で10倍の利益を出すことができます。

これと同じように多くの資産を持っている運用会社の方が同じ手間で多くの利益を出しやすくなります。

 

ですので、純資産が50億円以上の投信を選びましょう

 

この条件でまた絞り込むと、投信の本数は59本になります。

最初が6120本ですから、買うべきでない投信を6000本以上はぶくことができました

 

3.しぼりこんだ投信の内訳

このブログでは国内株式・外国株式・国内債権・外国株式の4種類の投信を積み立てることをオススメしています。

この4種類にしぼると46本に減ります。

この内訳ですが、

  • 国内株式:22本
  • 外国株式:14本
  • 国内債券:3本
  • 外国債券:7本

になります。

ここからは以下の点にしたがって選んでいきます(理由は別の記事で書いています)。

  1. 国内株式はTOPIX連動型
  2. 外国株式は先進国株式
  3. 外国債券は先進国債権

 

そうすると内訳は、

  • 国内株式(TOPIX連動型):8本
  • 先進国株式       :8本
  • 国内債券        :3本
  • 先進国債券       :5本

と、合計24本になります。

この中からもっとも信託報酬が少ない投信をそれぞれ選んでください。

手数料がもっとも安い投信ということです。

その4本がポートフォリオを組むのに現時点で最適な投信ということになります。

 

 

以上書いてきた投信の本数は、私が使っている楽天証券で販売しているものを元に記事にしております。

ほかの証券会社では投信の本数は違ってきます。

ネット証券会社であれば投信の検索はできますので、別の証券会社をお使いの方は以上の記事を参考に確認してみてください。

 

 

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