このブログではネット証券会社でのインデックス型投信の積立をおすすめしています。
以前に書いた記事で主要4社の投信積立にかかる手数料は同じだということを書きました。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券(旧カブドットコム証券)
この4社です。
でも手数料が同じという結論でした。
これでは、どの証券会社に決めればいいのかわかりませんよね。
そこで、この記事では投信積立の手数料以外で証券会社の比較をします。
株式の手数料も各社しのぎを削っていますし、投資した金額に応じたポイントがもらえる証券会社もありますね。
この記事を読んで証券会社選びの参考にしてください。
Contents
1.ポイント制度
ポイント制度は楽天証券が一番充実していますね。
楽天証券
- 楽天ポイントで投資信託の買付・積立および国内株式の買付ができる
- 取引手数料・投資信託残高に応じて楽天ポイントがたまる
- 楽天銀行と連携すれば楽天ポイントがたまる。預金金利0.1%になったりも。
- 積立を楽天カードで決済すれば最大年間6000円分の楽天ポイントがたまる
SBI証券
- Tポイントで投資信託の買付ができる
- 取引手数料・投資信託残高に応じてTポイントがたまる
マネックス証券
- 投資信託申込手数料・投資信託残高に応じてマネックスポイントがたまる
- マネックスポイントは各種ポイントやマイルに変換可能
- 株式手数料充当ポイントも株の取引ごとにたまる
auカブコム証券
- ポイントサービスなし
ポイントサービスは楽天証券が一番充実していますね。
取引や投信の保有額で楽天ポイントがたまるほか、楽天カード引き落としでもポイントが入ります。
ポイントで株を買ったりもできます。
楽天銀行と連携したときの普通口座金利が0.1%とというのも破格です。
SBI証券とマネックス証券もポイントサービスはありますが、楽天証券には及ばないですね。
2.国内株式の購入手数料
国内株式の手数料では楽天証券とSBI証券の引き分けですね。
4社の手数料の比較は以下の表のとおりです。
取引金額 |
楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
auカブコム証券 |
超割コース | スタンダード プラン |
|||
5万円 | 55円 | 55円 | 110円 | 99円 |
10万円 | 99円 | 99円 | 110円 | 99円 |
20万円 | 115円 | 115円 | 198円 | 198円 |
50万円 | 275円 | 275円 | 495円 | 275円 |
100万円 | 535円 | 535円 | 1000円* | 1089円 |
*スマホアプリ使用時
この2社で手数料の業界最安値を争ってます。
投資初心者には高額取引は必要ないので100万円以下の手数料だけをあげています。
ただ、これより高い取引金額でも同じような傾向です。
ちなみに、マネックス証券とauカブコム証券は国内株が1株から注文可能です。
ただ、手数料は約定代金の0.5%と高くなります。
5万円買ったときは250円かかります。
投資初心者で資金も少ない人で、国内株で絶対上がると思う会社があるならこのサービスはよさそうです。
3.外国株の種類
外国株の種類はSBI証券が9か国で一番多いです。
ただ実際にはアメリカ株だけ買えれば十分です。
よほど新興国の企業に詳しい人は別ですよ。
でもだいたいの日本人には、たとえば東南アジアの会社の名前なんて思いうかばないですよね。
名前もよく知らない会社の株を買うのはおすすめできません。
アメリカ企業であれば、マイクロソフトやアップル、ビザやマスターカード、アマゾンやグーグルなどあなたもたくさん思いつくはずです。
各証券会社で買える会社の国名は以下の通りです。
楽天証券:6か国
アメリカ、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア
SBI証券:9か国
アメリカ、中国、韓国、ロシア、ベトナム、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア
マネックス証券:2か国
アメリカ、中国
auカブコム証券:なし
アメリカ株が買えるのは楽天証券・SBI証券・マネックス証券の3社です。
4.外国株の売買手数料
外国株の手数料ですが、アメリカ株にしぼります。
カブドットコム証券では取り扱いがないので残る3社での比較になります。
しかしながら、楽天証券、SBI証券、マネックス証券は3社とも手数料は同じでした。
3社とも以下の表の通りです(すべて税抜価格)。
1取引当たりの手数料 | 約定代金の0.45% |
最低手数料 | 0ドル |
最高手数料 | 20ドル |
約定代金の0.45%なので、1000ドル(だいたい10万円)買ったら4ドル50セントの手数料が取られます。
ただ、最高手数料は20ドルになっています。
1万ドル買ったら本当は45ドル取られる計算ですが、この場合も20ドルだけ払えばよいことになります。
この3社でアメリカ株の売買手数料に差はありません。
ただ、取り扱っているアメリカ株の数はマネックス証券が一番多いです。
- マネックス証券:3266社
- 楽天証券:2193社
- SBI証券:1943社
実際には取り扱っている会社の数はあまり重要ではないです。
名の知られている会社はどの証券外社でも取り扱っています。
一般にはあまり知られていないけれど、興味のあるアメリカ企業がある方もいるかもしれません(たとえば自分が働いている業界内では非常に有名だとか)。
そういう場合は事前にどの証券会社で取り扱ってるかを調べておいたほうがよいでしょう。
5.まとめ
各証券会社の特長をまとめます。
- ポイントサービスが充実
- 国内株の手数料が業界最安値
- アメリカを含む6か国の外国株の取り扱いあり
- ポイントサービスあり
- 国内株の手数料が業界最安値
- アメリカを含む9か国の外国株の取り扱いあり
- ポイントサービスあり
- 国内株を1株から注文可能
- アメリカと中国株の取り扱いあり
- アメリカ株の取り扱い銘柄数が業界最多
- ポイントサービスなし
- 国内株を1株から注文可能
- 外国株の取り扱いなし
総合的には私が使っている楽天証券が2019年時点では一番良いように思います笑。
ただ、どの証券会社も手数料やポイントサービスで競争している最中ですね。
それと、この記事では以前の記事で書いた投資法で資産運用をする場合に使いやすい証券会社というつもりで評価しています。
こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資10年で800万円を稼ぎだした浦上といいます。
投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。