浦上のオススメする「ほったらかし」投資
その中身はインデックス型の投資信託を自動積立すること
そして、年1回のリバランスを行う。
これですべて終了。
あとは「ほったらかし」
じゃあ、そのお金、
いつ使うんだ?
と思った方。
そうです。
お金を使うには積立てた投資信託を売らなくてはいけません(^^;
ただ、このブログでは、
売り方についてあまり書いてきませんでした。
そこでこの記事では積立てた投資信託の売り方を教えます。
売るタイミングについても書きます。
Contents
1.積立てた投信を売るタイミング
ずっと積立を続け
年1回、リバランス。
それでいいんです。。
ですが、
ただ積立て続けるだけじゃ投資する意味はありません。
ただただ増やすだけになってしまうので(^^;
使わないお金を増やす意味なんてないですよね。
投資で増えたお金はあなたが使うためにあるんです。
だから、売るタイミングは
あなたがお金を必要としている時
になります。
いや、今すぐ必要だけど。。
と思った方(^^;
もうちょっと話を聞いてください(笑)
この記事では人生でお金が必要な状況を2つのケースで考えます。
そして、それぞれのケースについて売り方を教えます。
その必要な時の1つ目は
お金がかかる人生のイベント
です。
たとえば、
- 結婚
- 出産
- 子供の学費
- 住宅購入の頭金
- etc…
こういう時に積立てた投信を売ってお金を用意します。
必要なときの2つ目は、
老後
です。
老後の生活は積立てたお金を使えば楽に送れます。
まあ、老後に使わなかったら本当に使う時がないですが(笑)
イベント時と老後
この2つでどうやって投信を売っていくかを次に説明します。
2.積立てた投信を売る方法
イベント時と老後では投信の売り方が違います。
イベントは一度に多くのお金が必要、
老後は毎月一定額が必要です。
その点が違います。
2-1.一度に多くのお金が必要な場合
イベントでお金が必要な場合、気をつけないといけない点は2点です。
- ポートフォリオをくずさない
- 投資資産と現金のバランスを取る
2-1-1.ポートフォリオをくずさない
イベントが発生した時、
ポートフォリオが
- 国内株式:100万円(25%)
- 外国株式:100万円(25%)
- 国内債券:100万円(25%)
- 外国債券:100万円(25%)
となっていて、
必要額が100万円だとします。
この時、同じ25%ずつのポートフォリオになるよう売ります。
たとえば、国内株式を全部売ったらちょうど100万円です。
でも、1つの銘柄だけ売るのはやめてください。
ポートフォリオをキープするように売ります。
この場合は4銘柄を25万円ずつ売る。
そうしたら、ポートフォリオは以下のようになります。
- 国内株式:75万円(25%)
- 外国株式:75万円(25%)
- 国内債券:75万円(25%)
- 外国債券:75万円(25%)
25%ずつの配分をキープできてます。
ただ、この例は最初に決めたポートフォリオをずっとキープできている場合です。
実際は、売りたい時にポートフォリオはもう崩れているはず。
だから、売るタイミングで最初のポートフォリオに戻します。
そうすれば、
利益が出た投資信託を多めに、
損した投資信託を少なめに売れます。
また念のため言っておきますが、
この100万円を売った分、あなたの投資資産の成長は遅れます。
例えば、あなたが月4万円積立てていたとします。
すると、年間48万円の積立。
2年で96万円、つまりほぼ100万円
だから、あなたの資産の成長は2年分遅れたことになります。
元に戻すには再び2年間の積立が必要。
ですので、本当に必要なときしか売らないのが基本です。
利益が減っても今お金が必要という場合のみ売りましょう。
2ー1-2.投資資産と現金のバランスを取る
投資を始めた直後は、
ほとんど貯金で投資資産は少ない。
その時はあまり問題になりません。
ですが、
投資資産と現金とのバランスも大事です。
ここで言う現金とは
- いわゆる現金
- 銀行預金
- 定期預金
といった各種預金も含みます。
投資と違って価格が変わらない資産のことです。
仮に総資産の割合が以下のようになっていたとします。
- 投資資産:合計200万円(50%)
- 現金 :合計200万円(50%)
ここで100万円が必要だった場合、
同じ割合で使うようにしてください。
つまり、100万円の50%の50万円ずつ
投資資産と現金から使うようにする。
その結果、残った資産の割合は
- 投資資産:合計150万円(50%)
- 現金 :合計150万円(50%)
と50%ずつになります。
投資資産の100万円だけ使った場合、投資資産の成長がもっと遅くなります。
一方、現金からのみ100万円を引き出すと、その分生活費が苦しくなる。
投資を始めたばかりのときは投資資産と現金のバランスは大きな問題ではないです。
投資資産がまだ少ないですからね。
その時は現金から使えばいいです。
投資資産がだんだん増えると、現金とのバランスも考える必要があります。
投資資産と現金のバランスを取る方法は以下の記事も参考になります。
↓↓↓
株価暴落にも慌てないために投資資産と現金をどの割合で配分するか?
次に老後に必要なお金はどうやって売っていくのかです。
2-2.老後の場合
老後は毎月一定額が欲しいですよね。
リタイアして給料がなくなるので。
でも、年金が入ってくるので、足りない分を補う形になります。
そういう時に便利な機能が証券会社によってはあります。
↓↓↓
楽天証券 定期売却サービス
SBI証券 定期売却サービス
定期売却サービスです。
両方とも毎月5万円とか一定額の投資信託を売る設定ができます。
毎月の積立の逆ですね。
また楽天証券の場合は定率の売却もできます。
定額は年金で仮に20万円もらうとして、
月25万あれば余裕出るなと思うなら5万円を設定する。
月30万円欲しければ10万円。
そんな感じで設定すれば自動的に毎月売ってくれます。
このサービスの良いところはリスクを減らせる点です。
一気に売ってしまうと、タイミング悪く安く売ってしまう可能性があります。
そのタイミングのリスクを減らせるわけです。
もちろん投信を売っていけば投資資産は減っていきます。
だから月100万とか売るのはダメです(笑)
老後の時点での投資資産額と残りの人生
そこから毎月いくら使えるか考え、
売却額を決めましょう。
ただ、本当は定額より
定率で売る方が得です。
一定額を毎月売ると、
高い時に少ない口数売り、
安い時に多い口数売ることになります。
これは損なんです。
損しないためには定率、
つまり毎月0.5%とか売る。
その方が得になります。
高い時は多く売り、
安い時は少なく売れます。
ただ、毎月の入金額はブレます。
楽天証券に口座を持っている方は
それだけ注意して定率を選ぶことをオススメします。
2-3.多くのお金が必要な場合(上級編)
ここまで読んでくれた方は、
多くのお金が必要な場合の上級編
そのお話をしましょう。
前の章で毎月売却の方がリスクが低い話をしましたよね。
それを応用します。
イベント事は事前に予定が分かっているものも多いですよね。
結婚とか出産とか子供の進学とか。
そういった場合に自分で毎月売却すればリスクを減らせます。
「最低このくらいは必要だよな」という額を目指して売っていきます。
例えば1年後に100万円必要な場合、
毎月10万円ずつ売却しましょう。
10カ月で目標の100万円です。
12等分はわかりづらいので10等分にしました。
これでタイミングのリスクも減らせます。
投資で増やした資産を上手に売って、損しないようにしてくださいね^^
ただ、先ほども書いたように本当は定率で売る方が得です。
100万円ピッタリ売るのは難しいですが。。。
少しでも利益を拾いたい人は試してみてください^^
- 投資資産を売る場合もポートフォリオをキープする。
- 投資資産と現金の割合もキープしてお金を使う。
- 老後の資金に証券会社の定期売却を使うとタイミングのリスクを減らせる。
- 多くのお金が必要な時期が分かっているときは分割して投資資産を売却する。
売る以前にまだ投資を始めていない方、
インデックス投資の全体像がコチラの記事で分かります↓↓↓
投資したくてもお金に不安がある方向けに、
投資資金を増やす方法も記事にしています↓↓↓
めんどくさがりの人には、こっちの「ほったらかし」投資の方がいいかもしれません↓↓↓
こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。
投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。