国内(日本)株式インデックスファンドとはどんな投資信託?

日本国旗と富士山で日本株をイメージ
浦上

こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。

投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。

 

このブログでおすすめしている投資法は

インデックス投資です。

そのインデックス投資ではインデックス・ファンド(投資信託)に分散投資します。

 

ただ、このインデックスファンド

中身がよくわかってない人も多いはず。

当然ですが、

よくわからないものに投資してはいけません

 

インデックスファンド全体についてはこのブログでも説明しています。

ただ、一つ一つのファンドの中身までは書いていません。

そこで、この記事ではインデックスファンドの一つ、国内(日本)株式インデックスファンドについて説明します。

 

Contents

1.浦上保有の国内株式インデックスファンド

国内株式インデックスファンドの説明のため、

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

を使います。

 

国内株式インデックスファンドであれば、中身はどれも似ています。

だから、1つだけ理解していれば十分です。

今回の説明にこのファンドを使いますが、それは浦上が保有しているという理由だけです。

 

このファンドはTOPIXに連動するように設計されています。

データ的には、

  • 設定開始後10年
  • 純資産総額:427億円
  • 信託報酬:年0.175%

と投資先としても申し分なし。

 

まあ信託報酬の安いファンドを調べてみたら
↓↓↓

もっと信託報酬の安いファンドもありはしますが。。

国内株式インデックスファンドの説明には十分ふさわしいファンドです。

 

2.国内株式インデックスファンドとは何か?

国内株式ファンドとはもちろん日本企業の株式に投資するファンドです。

そして、このファンドはTOPIX連動型です。

だから、TOPIXという株価指数に採用されている会社の株を買うファンドということになります。

 

では、TOPIXとはどういう株価指数なのか?

 

日本語だと東証株価指数といいます。

ちなみに、英語で書くと

TOkyo stock Price IndeXです。

英語訳の単語から5文字取ってTOPIXと呼ばれています。

 

そして、このTOPIX

どうやって計算しているのか?

知らない人の方が多いんじゃないでしょうか。

 

元になるのは東証1部上場企業の時価総額の合計です。

時価総額 = 株価 × 発行株式数

基準日の時価総額を100として、

基準日と比べた時の時価総額から計算しています。

基準日は1968年1月4日です。

 

いくらかの調整はあるのですが、

たとえばTOPIXが2000ならば、

その約50年前のその基準日に比べて、

時価総額が20倍になったということです。

 

東証1部上場企業は現在2000社以上、

この2000社の時価総額の合計が

TOPIXという指標になります。

 

ただ、TOPIXよりも有名な日本の株価指数がありますよね。

そう、日経平均株価です。

もちろん日経平均株価に連動するインデックスファンドもあります。

 

この日経平均連動型も国内株式インデックスファンドです。

日経平均は日本の株価指数ですからね。

ただ、これを浦上はオススメしません

 

なぜか?

1つは、日経平均株価に採用されている企業は225社とTOPIXより少ないからです。

そのぶん投資資金が分散されず

リスクが上がります

 

もう1つは、日経平均株価は日本経済新聞社という1企業が作る指数であることです。

採用銘柄の選考基準も日本経済新聞社に決定権があります。

そうなると1企業の意向が反映されすぎる懸念があります。

 

まあ浦上は日経新聞読んでますし、

信用していないわけではありません。

TOPIXのように東証1部の企業全部を指数にした方が、基準がはっきりしているという意味です。

 

3.どんな会社に投資するファンドか?

では実際のファンドの中身を説明します。

実際にどんな会社に投資しているかですね。

 

以下の表は目論見書からの抜粋です。

三井住友日本株インデックスファンドの主要投資銘柄
(2021年8月27日 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 投資信託説明書より引用)

 

組み入れ上位10銘柄の表になります。

トヨタ、ソニー、ソフトバンクと、

日本人なら誰でも知ってる大企業の名前が並んでいます。

 

こういった大企業を中心に、

日本企業2000社に投資しているわけです。

まさに日本という国の経済を代表するファンドになっています。

 

ただ、投資信託の仕組みとしてですが、

このファンドが上の表の株を持っているのではありません

マザーファンドと呼ばれるファンドの構成銘柄です。

 

マザーファンドが何かについては、

以下の図が分かりやすいです。

0国内株式インデックスファンドの仕組み
(2021年8月27日 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 投資信託説明書より引用)

 

図にあるように、

このファンドは投資家からお金を集め、

そのお金でマザーファンドに投資しています。

そして、そのマザーファンドが実際に株を買うわけです。

 

ちなみに、この場合の日本株インデックスファンドベビーファンドと呼ばれます。

ベビーなので、1つのマザーファンドの下にいくつものベビーファンドがあります。

少し種類の違う日本株ファンドとか、全世界に投資するファンドなどです。

 

ベビーファンドは自前で株は買いません。

マザーファンドにお金を渡し、

大量に資金を集め、

まとめて株を買います。

 

そうすることで投資の効率が上がります。

余計な手間と費用がなくなるわけです。

それを運用会社の中でやっています。

 

だから正確に言うと、このファンドの構成銘柄はマザーファンドだけです。

そのマザーファンドがトヨタなどの日本企業の株を買っているので、

事実上はTOPIX採用の約2000社に分散投資していることになります。

 

また、このトヨタの株の場合、

買おうと思えば最低100万円ほど必要です。

ただ、この日本株インデックスファンドは100円からでも買えます。

 

構成銘柄の一覧表にあったように、

このファンドのトヨタの比率は3.6%です。

だから、100円のうち3.6円がトヨタの株ということになります。

 

仮に日本株のインデックスに連動するように

自分一人で2000社の株を買おうとしたら

とてつもない金額と時間がかかります。

 

それを運用会社が代わりにやってくれているわけです。

そして、冒頭述べたように信託報酬はたったの0.175%

この程度の費用で2000社の株の売買や管理をやってくれます。

 

0.175%という数字がどの程度の額か分かりにくいかもしれません。

もう少し分かりやすい言い方にすると、10万円を投資した時に年間175円掛かる計算です。

すごく良心的だと思いませんか?

 

また、TOPIX連動型の場合、価格が増減している理由がわかりやすいです。

TOPIXの値動きをネットで調べるのは簡単にできますからね。

 

このファンドに10000円投資したとして、

次の日にもしTOPIXが1%上昇すれば、

1%増えて10100円になります。

逆にTOPIXが1%下落したなら、

1%減って9900円になる。

 

TOPIXの値動きを見ていれば、

あなたのお金が増えて減って

理由は分かります。

 

もちろんTOPIX自体が増減している理由も

自分でネットで検索すれば

答えは分かってくるでしょう。

 

世の中には何だかわからないけどお金が増えそうな売り文句の投資もたくさんあります。

それが良さそうな感じがして投資してしまう人もいます。

でも自分でなぜお金が増えるのか分からずに投資するのは危険です。

このインデックスファンドのように中身が分かるものに投資してくださいね。

 

インデックス投資で稼ぎたいもっと学びたい方には以下のインデックス投資まとめ記事をご覧ください↓↓↓

 

 

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2 件のコメント

  • まともに買ったら100万ぐらいかかるトヨタの株も、
    100円しか資産の無い人でも買えるなら
    三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドは
    手を出しやすいですね。

    今、自家用車の業界が儲かっているので、
    株価が上がってそうなので、
    ますますトヨタの株を買うのが高そうな感じです。

    よく聞く「日経平均株価」・・・
    まさか日経新聞1企業の作る指標とは存じませんでした。
    日経新聞は日経でも株価の日経と直接の関係はないと
    思っていました。

    株に興味のある人が取る新聞なので、
    そのような名前がついているものと思ってました。
    無知ですが・・・(;・∀・)

    • このファンドに限りませんが、少額でも投資できる点が
      インデックスファンドの良い点ですね。

      株だと株価が安い銘柄しか投資できない人も多いはずなので、
      最初はインデックス投資をおすすめしてます。

      投資を続けて資産が積み上がってきたあとに
      株を買うのはいいと思うので、株を買うこと自体は否定しませんが、
      最初から100万円をトヨタに投資とかはリスクが高すぎますからね。

      日経は「日本経済」の略なので、
      一般的な言葉って感じしますよね(笑)

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