こんにちは。企業の研究職として働きつつ、投資11年で1100万円を稼ぎだした浦上といいます。
投資を始めたころの話や、投資以外ではドイツで博士号を取ったときの話など、プロフィールはコチラでまとめてます。
私は会社の企業型確定拠出年金もやっています。
順調に増えていて利益は年5%超。
この企業型確定拠出年金
会社で始めることになったものの、
よく意味がわからずほったらかし。
そんな人もいますよね(^^;
でも、それは大損です。
だから、以前やり方を記事にしました↓↓↓
その記事の通りにやれば損せずに済みます。
さらに、企業型確定拠出年金には
預替(スイッチング)
という機能があります。
この預替もやらないと損。
やらないとあなたの年金は少なくなります。。
だから、この記事で預替(スイッチング)のやり方を教えます。
預替することによって、自分の年金額を賢く増やしましょう。
Contents
1.預替とは何か?
そもそも預替(スイッチング)って何?
って思いますよね。
私も最初そう思いました(笑)
完全に確定拠出年金用語です。
投資用語ですらない。
知らなくて当たり前です。
この預替(スイッチング)は何かと言うと、
ある銘柄を売ると同時に、売ったお金で別の銘柄を買うことです。
この預替をすることで効率的に年金を増やすことができます。
普通の投資では売ったら現金になります。
確定拠出年金では現金化はできないので、
預替をすることになります。
この預替という用語は確定拠出年金の会社によってはスイッチングと言うことがあります。
ただ、ここから先は預替で用語を統一します。
2.預替で年金を増やす
まあ、ただ預替をすればお金が増えるというわけではないです。
もちろん正しいやり方があります。
その正しいやり方を書いていきますね。
2-1.安く買って高く売る
預替でお金を増やすは、
安く買って高く売る
ことができればいいです。
安く買って高く売れれば、
投資で儲けられる。
これはわかりますよね?
安い時に買っておいて、
値上がりしてから売れば、
その差額はあなたの儲けです。
そうするためには機械的に作業すればいいんです。
2-2.機械的に預替
お金を増やしたかったら、
この預替を機械的に行うんです。
安く買って高く売る
とか言われたら、
相場を読まなくちゃいけない気がしませんか?
今は株価が安いから買おうとか、
値下がりする前に売っておこうとか、
もうちょっと高くなってから売ろうとか、
色々考えなきゃいけないと思いがち。
でもそれは、
やらなくていい
です。
機械的に作業をすればいいのです。
そして、その作業とは、
- 年1回
- 積立額の配分に戻す
です。
以上です。
終わり。
簡単です。
作業的には以上ですが、
これじゃわからん
という人のために補足していきます。
2-3.年1回積立額の配分に戻す
確定拠出年金は一定金額を毎月積立てます。
ここは全員同じ。
違うのは積立額と配分です。
積立額は基本的に自分で変えられません。
会社が決めます。
だから、あなたができることはどう配分するか。
ここで言う配分は、
- 銘柄
- 積立額の割合
の2つで出来ています。
そして、この配分を、
あなたはもう決めています。
確定拠出年金を始めた時点で決めています。
そして、
資産の割合をこの積立額の割合に年1回戻せばいいんです。
たとえば、あなたが以下のような配分で積立ててるとしましょう。
この4銘柄を同じ配分で買っている場合です。
すると、あなたの資産の割合も最初はすべて同じ割合になります。
ちなみに資産の割合のことはポートフォリオと投資の世界では呼ばれます。
最初はすべての銘柄が同じ割合。
しかし、その資産の割合(ポートフォリオ)はだんだんと元の形からズレていきます。
ある銘柄は値上がりして割合が増え、
ある銘柄は値下がりして割合が減る。
たとえば、以下のように、
ポートフォリオの形が崩れます。
具体的には、
- 国内株式が5%増
- 外国株式が10%増
- 国内債券が10%減
- 外国債券が5%減
と、ポートフォリオからズレています。
このズレを預替で元に戻すということです。
つまり、
- 5%増えた国内株式を売って、5%減った外国債券を買う預替
- 10%増えた外国株式を売って、10%減った国内債券を買う預替
この2つの預替を行えば元に戻ります。
そしてこの時、
上った銘柄を売って下った銘柄を買っています。
つまり、
安く買って高く売る
ができているわけです。
実際の投資ではこんなに綺麗にズレません(笑)
イメージだけつかんでもらえればいいです。
でも、
これだけじゃわからないかもしれません。
だから、私が実際に預替した時の作業も次の補足で書いていきます。
補足.実際の預替
まず運用関連機関のサイトからログインします。
1.運用関連機関ログイン
運用関連機関は私の場合は信託銀行です。
たいていの方は銀行だと思います。
ログイン情報が書かれたハガキの通りにログインします。
運用関連機関では運用指図はできません。
- 資産残高
- 資産の推移
- 銘柄の情報
といったものは見れます。
ただ、預替をする場合には別のサイトに飛ばないといけません。
運用期間によって違うはずですが、
私の場合はログイン後、
「運用商品お取引き」
のリンクボタンを押します。
すると、運用指図ができる記録関連機関のサイトに飛びます。
2.記録関連機関で預替
私の場合、NRK(日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社)のサイトに飛びます。
他に、JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社)の方もいるはずです。
このNRKとJIS&Tは二大記録関連機関です。
例外もありますが、ほとんどの人がどちらかのサイトで指図します。
あなたの会社が入った確定拠出年金のプランによります。
自分では決められないです。
記録関連機関は一人一人の加入者が
どういう運用指図をしたか、
どんな銘柄を持っているか、
そんな記録を残す会社です。
あなたのプランがNRKなら、以下私と同じように預替できます。
NRKでない方は、あくまで参考として読んでみてください。
2-1.運用商品預替
まずメインメニューで運用商品預替をクリックします。
すると、取引の説明画面になります。
そこは読み飛ばして構いません。
下にスクロールして「次へ」をクリック。
2-2.売却商品選択
すると、売却商品選択の画面に来ます。
売りたい商品のチェックボックスをクリックして選択。
「決定」を押して次へ進みます。
2-3.売却内容指定
売却内容指定に来ます。
ここがちょっと使いづらいです。
どれくらい売るか指定する画面です。
売却数量か売却割合のどちらかで売る量を指定します。
私は売却割合を使っています。
こっちの方が少し使いやすいです。
例えば先ほどのポートフォリオ
このズレを25%ずつに戻すには
- 5%増えた国内株式を売って、5%減った外国債券を買う
- 10%増えた外国株式を売って、10%減った国内債券を買う
ということをするという話でした。
なので、たとえば5%増えた国内株式を売る数量指定をしたいわけです。
でも、この時5%と入力したら間違いです。
元の国内株式ファンドの割合は30%です。
30%のうち5%を売りたいので、
5%/30% = 1/6 = 16.7% ≒ 17%
という計算で、
17%と入力するのが正解です(小数点以下は入力不可)
入力したら「決定」を押します。
2-4.購入商品選択
次に買う商品を選びます。
ここも少しわかりづらいです。
買いたい商品のチェックボックスをクリックして選択。
そして、右の方にある割合の欄に100%と入力します。
入力したら「決定」。
まあ、いくつかの商品の割合を入力し、
同時に買うこともできるようです。
でも、私はそうやったことはありません。
どういう割合で預替したかわからなくなるからです。
1商品売って1商品買う方が確実でわかりやすい。
だから、毎回1商品100%と入力する方をオススメします。
2-5.内容確認
内容確認です。
表示されたコードを入力して、
「実行」を押します。
そのあと2つくらい確認のメッセージが出るので「すべてOK」にします。
これで預替完了です。
確定拠出年金の商品の選び方や配分の決め方が分からない方がいたら、以下の記事を参考にしてみてください↓↓↓
確定拠出年金にもオススメ投資法はインデックス投資です。
その理論や方法はこの記事を読めば分かります↓↓↓
確定拠出年金用語のスイッチング・・・とある銘柄を売ると同時に、
売ったお金で別の銘柄を買うっていう行為は・・・
インデックス投資における「リバランス」と似ている事のような印象です。
普通の投資と違うのは現金化できないので預替するわけですね。
機械的に年1回作業するのは、
インデックス投資のリバランスを彷彿させますね。
積立額は基本的に自分で変えられないものなのに
配分のバランスのズレを預替でもとに戻す作業は自力で可能なもんなんですね。
たいていの人は会社でやっている事だと、ほったらかしの
人が多い気もしますね・・・。
仰る通り「リバランス」を確定拠出年金でもやりましょうという話です。
その言葉は使いませんでしたね。
確定拠出年金で出来ることは少ないので、
預替はやっておきたいところです。
確かにほったらかしの方は多そうですね(^^;