こんにちは。投資10年で800万円を稼ぎだした浦上といいます。
前回の記事では、「仮説」を立てて「未来予測」する方法の学び方について書きました。
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投資で稼ぐには「仮説」を立て「未来を予測」すればよい。問題は学ぶ方法
今回は以前から書いている新型コロナショックについてです。
その記事で新型コロナショックのまとめも書きました。
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日本がコロナ拡大中のため、国内株は下落に備えて再び利益確定。外国株は様子見
日本での感染が拡大しているのに日経平均が上昇しているのは不自然だと。
そこで、国内株は利益確定を進めて下落に備えました。
外国株式については、先進国は新型コロナが峠を越した状況だったため様子見としました。
その後、日経平均は下落するどころかさらに上昇しました。
外国株式も同様に上昇。
その新型コロナショック記事を投稿してから20日弱が経過しています。
その間に逆に値上がりしたため、国内株式は利益確定を続けました。
外国株式は再び様子見にしています。
つまり、20日前と同じ事を続けています。
ただ、理由は少し違います。
この記事では同じことを続けた詳しい理由について書きました。
Contents
1.日経平均は20000円台を回復
新型コロナショック後、初めて日経平均が20000円台を回復しました。
ずっと19000円台を保っていましたが、4/30に20000円を超えました。
新型コロナショック後の最安値は3/19の16552円です。
このくらい安くなれば「買い」と言えます。
事実、その近辺で私は買っています。
そして、以前の記事で書いたようにもう一度「買い下がる」ために利益確定を進めていました。
ただ、再度値上がりしたため、再度利益確定を進めました。
確定した額は30万円ほどです。
利益確定した理由も前回の記事と同様、株価が上がるのは不自然だと思うからです。
1-1.日経平均が上がる理由
ただ、上がる理由は確かにあります。
1-1-1.日銀の政策
一つは日銀の政策です。
政策は2つあります。
- ETFの購入
- 国債の買入
1.ETFの購入については以前の記事にも書きました。
国内株式のETFを買うことによって、国内の株価を下支えしているわけです。
当然、日経平均を押し上げる原因になります。
2.国債の買入とは、国債を日銀が都市銀行を通じて買うことです。
この国債買入の上限を無くすというニュースが4/27にありました。
金利を下げ、休業で収入が減った企業がお金を借りやすくするというのが理由だそうです。
国債が買われると国債の価格が上がり、金利は低下するんです。
そして、他の記事に書きましたが、金利が下がると株価は上がります。
また、日銀以外にもアメリカ経済が日経平均株価に影響します。
1-1-2.アメリカ経済の影響
基本的にアメリカの株価指数NYダウは日経平均株価に影響します。
NYダウが上がったら日経平均も上がりますし、下がれば下がります。
連動する経験則があります。
NYダウは3/23の18591ドルから上昇し始め、4/29に24633ドルに到達しました。
6000ドル以上の上昇です。
動きもだいたい日経平均と同じになっていますね。
3月下旬にコロナ後の最安値を付け、4月末に最高値を付けています。
NYダウが上昇すれば、日経平均も上がります。
ただ、もちろんNYダウが下がれば、日経平均も下がることになります。
このリスクもあると思っていますが、次の章で書きます。
この章では国内株について書きます。
1-2.日経平均が上がるのは不自然と思う理由
日経平均が上がるのが不自然と思うのは、もちろん新型コロナの見通しがはっきりしないからです。
感染者数については4月半ばに山を越えた印象です。
ただ、日本の場合は感染者数が実態よりずっと少ないはずだと思うんですよね。
検査が追いついていませんから。
ですので、死者数を見るべきです。
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新型コロナウイルス国内感染の状況(東洋経済)
このように、いまだに死者数の増加が収まったとは言えません。
よって、死者数が減り出すまでは日経平均が下がるリスクはあります。
以上のような理由から、国内株式は利益確定をしました。
外国株式も状況は似ていますが、新型コロナの状況はかなり楽観できます。
ただ、下がる理由も出てきました。
2.外国株式も上昇中
すでに書いたようにNYダウも新型コロナショック後の最高値を付けました。
外国株が上がる理由の一つは国内株と同じです。
諸外国の中央銀行が金融緩和を行っています。
それに加えて日本と違い、欧米では新型コロナが収束に向かいつつあります。
2-1.ヨーロッパの新型コロナは収束へ
イタリアやフランスが都市封鎖を部分的に解除することを決めました。
この2カ国の死者数はだいぶ落ち着いてきています。
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人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移【国別】(札幌医科大学医学部データより引用)
イギリス、ドイツ、アメリカもこの2カ国ほどではないですが、収束が見えてきています。
アメリカの死者数は世界最大ですが、人口も3億と多いので(フランスの5倍)割り引いて考えないといけません。
以上のことはもちろん株価が上がる理由になります。
ただ、経済では一番重要な国であるアメリカに不安な点があるんですよね。
2-2.アメリカにはリスクがある
以前の記事にも書きましたが、感染を防ぎながら経済活動を再開させる舵取りはとても難しいです。
外出制限をゆるめて、国民が働けるようにし、経済を上向かせるのか。
それとも外出を制限し、会社や個人の収入が減ることになっても新型コロナを抑えるのか。
そのバランスをどう取るのかというのは非常に難しい判断が求められます。
失敗すれば株価は下がるでしょう。
ただ、ヨーロッパの国々はその難しさがよくわかっている様子です。
フランスとイタリアが外出規制を緩めたのは死者数グラフを見たら納得できます。
ただ、アメリカも外出規制を緩める話がもう出てます。
まだちょっと早い感じです。
それでも、アメリカには経済を優先させないといけない理由があるんです。
それは大統領選です。
11月にアメリカ大統領選挙があります。
選挙までにトランプ大統領は経済を元に戻す、もしくは目途をつけたいのでしょう。
経済再開についての指針をもう示しています。
また、外出規制されている中、経済再開派の人々はマスクをせずに大勢で外に出てデモをしています。
このデモをトランプ大統領は支持する発言をしています。
ちょっと経済再開に寄りすぎですね。
そのバランスを取るのが大統領の仕事だと思いますが…
失業者の増加と株価の暴落が、自分の選挙に悪い影響を与えるかもと焦っているのかもしれません。
このように、アメリカでは新型コロナを抑え込む政策をしっかりと進めづらそうな状態です。
新型コロナは欧米では収まりつつあります。
アメリカもヨーロッパの国と同じような対応をしていけば問題ないだろうと感じます。
ただ、大統領は選挙を見すえて急激に経済再開を進めようとするかもしれません。
これがリスクを感じる理由です。
外国株式には上がる理由の方が多いですが、経済で最も重要なアメリカにリスクがあります。
ですので外国株式を買いに行くということまではせず、売りも買いもしない様子見としました。
3.全体のまとめ
全体で言えば、今の時期は投資をするのに難しい点があります。
ゴールデンウィークです。
5/4(月)~6(水)まで東京株式市場は閉場です。
一方、アメリカのニューヨーク株式市場は開いています。
だから、このGW期間中にトランプ大統領が突然何か決めちゃって、GW明けに大荒れもありえます。
だから、利益確定を進めておいた方が安全という面もあるんです。
以上のように、国内株式と外国株式のそれぞれのリスクを検討しました。
その結果、国内株式は利益確定、外国株式は売りも買いもしない様子見を続けています。
ちなみに、様子見ができるのは以前から利益確定を進めてきたからです。
すでに現金にしているので、値下がりしたら「買い下がれ」ます。
値上がりしたら、以前から買っている分が値上がりします。
新型コロナショックでは一時期200万円ほどマイナスになりました(^^;
最近、この200万は取り戻し、利益も出てきました。
まだ株価は暴落前の半分くらいしか戻していません。
コロナ前の株価に戻れば、さらに利益が出ます。
安く買った分が上がれば、かなり利益が見込めそうです。
安い時期に買っておいてよかったのはアマゾンとかですね。
この状況を実現するために私が勉強した「仮説」と「未来予測」については以下の記事に書いています。
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投資で稼ぐには「仮説」を立て「未来を予測」すればよい。問題は学ぶ方法
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